2009年10月18日

三年目のウツボカズラ

 まったくハーブと関係ありません。
 こいつのお話です。

IMG_0200.jpg

ついに壷ができました。高さ50mm弱。順調に生育中です。


 いきなりそんなことを言われても何のことだかサッパリだとは思いますが、このウツボカズラ、私が育てはじめて三年目の、我が家の長老様なのです。
 設置時に土と鉢を使わずコケ玉仕様にしたのがまずかったのか、大変成長が遅いです。購入当時こそ葉っぱの先に次々と壷をつくってくれたのですが、冬に入るとことごとく枯れ、二年目には栄養を使い果たしたのか茎は伸びない葉っぱも出ない、出る芽全てが腐っちゃって壷どころじゃないという、たいへんお寒い生長具合だったのです。

<ま・め・ち・し・き>
 食虫植物というのは「肥料をあげると枯れる」という特殊能力を持っています。もともと栄養分の少ない土地で育つために虫を食べるという方向へ進化したというのが彼らです。自然界では虫なんてごちそうは滅多に手に入らないので、普段は少ない栄養でもそこそこ育つ低燃費な身体を手に入れた反面、普通の植物並みに栄養を与えるとメタボで生活習慣病な糖尿病のようなモノになって枯れてしまうのだとか。


 ハーブだろうが食虫植物だろうが、植物が全く育たないのはつまらないものですが、生長しないからと与えた肥料が多すぎて枯れてしまうというのは、いくら一鉢230円とは言え確かにもったいない気がします。しかし、昨年の生長が1センチ以下という、昨年下半期の日本経済を思わせる低成長率を考えますと、今年もピートモス交換と水やりだけで済ますわけにはいきません。なので、今年は5月のピートモス交換後、標準の半分だけ施肥をしてみたのです。

 まあそうしましたら、枯れるどころか葉っぱを次から次へと伸ばしてくれまして、それはそれでうれしかったのですが、壷を全く作ってくれなくなってしまったのです。葉っぱの先の壷の萌芽はどれも黒ずんで枯れてしまいます。初夏も盛夏も晩夏も初秋も、熱帯生まれのウツボカズラさんの折角の成長期に一つも壷ができなかったのです。

 もう今年も残すところ三ヶ月となり朝晩すっかり涼しくなってしまいました。ああ今年も駄目だったなぁと思っていたところ、今頃になってついに壷ができたのです。これ以降に育っている葉っぱも、順調に壷をつくる気配濃厚です。
 大変喜ばしいことです。

 人様から見たら「だから何だ」もいいところなんですが、まあ、うれしかったのでつい長々と報告してしまった次第です。すみません。



posted by いらくさ at 22:06| Comment(4) | 記してみた。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
食虫植物って肥料やりすぎると枯れるのかぁ
初めて知ったけど理由を聞くと納得ですね。
家にいるハエなんかはコレで結構取れるのかなあ
実益兼ねるのなら割と楽しそう。
Posted by katu at 2009年10月19日 20:51
よく見るとなんだかかわいいですね(ウツボ)

Posted by のんた at 2009年10月19日 21:54
ウツボカズラって植物園でしか見たことないかも・・・。

私はサボテンすら上手く育てられないのであれですが、他の子たちも無事に壷になってくれるといいですね。
Posted by puricatz at 2009年10月20日 08:14
現実逃避に来たらコメがたくさん……みなさんありがとう。

katuさん>
 捕虫効果は期待するほどじゃないですよ。一年目は、壷覗いてみたら蚊が捕まってて「おおー」とか言ってましたが、やっぱ虫の方が圧倒的に多いですからねえ。

のんたさん>
 種類によっては30センチの壷つくったり真っ赤な毒々しい壷をつくったりとアレなモノもたくさんありますが、このネペンテス・アラタは一番平凡な品種だけあってクセの少ない可愛げのある形です。調子がよければ20センチくらいはいくそうですけどw。

puricatzさん>
 残念ながらこの品種は気温20度以下の日が数日続くと壷が枯れてしまいます。本体の越冬もそこそこ気をつけないといけないので、これから厳しいかも。温室でもあれば別ですが、所詮アパート暮らしですからねえ。
Posted by いらくさ at 2009年10月21日 23:17
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