先日所用で東京行ってきたんですよ、東京。
人が多くて鬱陶しいの仕方ないですが、モノと情報が多いのはいいですね。
で、今回のネタは某区の某百貨店、いわゆるデパ地下的なトコロで見かけたこのお菓子です。

グミ菓子とか、ゼリー菓子とかいうものですね。果汁やシロップをペクチンで固めて砂糖をまぶしたりオブラートで包んだりするタイプのお菓子です。極めて当たり外れの大きいジャンルのお菓子ですが、ここのこのお菓子はたまにお土産でもらったりしているので美味しいのはわかってます。
まあ、美味しいだけではネタにならないのですが、今回買ったグミ菓子は

カモミール味、ミント味、ローズヒップ味の三種類です。
ハーブというだけで心惹かれ、ミント以外のハーブの味と言われて飛びつきました。
ハーブ菓子というと、ミントはメンソール系が合成しやすいこともあってよく使われますが、ほかの二つはティーとしてはよく利用されてもお菓子としてはなかなかお目にかかれません。香りはともかく味だけで見たらカモミールなんかはとてもお菓子むけとは言いづらいですしね。だから、どんな味になってるのか非常に気になったわけです。
で、そういうことを思いながら食べてみましたが、これが驚くほどにそれぞれの風味を上手く表現していました。まさに、「甘みをつけたハーブティーを固めてグミ菓子にした」ような面白い味です。
でも、どうやってんのこれ? と思って裏の原料ラベルを確認。そこには細かい文字がびっしり、果物の名前がズラズラと並んでおりました。
オレンジ、レモン、リンゴ、ピーチ、ウメ、アンズ、ラズベリー、グレープフルーツ、マンゴの9つの果肉と、オレンジ、レモン、ライム、リンゴ、ピーチ、アンズ、ラズベリー、グレープ、プルーン、ザクロ、ウメ、シークワーサー、デコポンの11の果汁。ハーブを混ぜ込むというより、果物をひたすらブレンドしてハーブの香りからヒトが想像する味を作り上げていたというわけです。香料や合成甘味料なしで。
まさに職人の本気を見た気がしました。やっぱ東京って怖いですね。